茶かすを原料としたバイオマスボイラシステム受注のご報告

株式会社大川原製作所(社長:大川原行雄、本社:静岡県榛原郡吉田町)は、和歌山ノーキョー食品工業株式会社(社長:竹中英起、本社:和歌山県和歌山市、以下「和歌山ノーキョー食品工業」)の海南工場に設置する「バイオマスボイラシステム」をDaigasエナジー株式会社(社長:井上雅之、本社:大阪市中央区、以下「Daigasエナジー」)より受注しました。今後は2023年5月の稼働に向け、設計・製作を進めてまいります。

和歌山ノーキョー食品工業海南工場では麦茶飲料などを製造しておりますが、製造に伴い発生する高水分の茶かすは廃棄物として排出していました。この度、それら茶かすを燃料として利用可能な「バイオマスボイラシステム」※1をDaigasエナジーと共同で提案しご採用いただくこととなり、導入後は廃棄物を大幅に削減するとともに、回収蒸気を生産工程に利用することでCO2の大幅な削減が見込まれます。

※1:流動床燃焼炉と排ガスボイラを組み合わせたシステム。流動床燃焼炉は、廃熱回収した高温熱風により流動する炉床の熱媒体により、高水分材料を瞬時に乾燥させて安定した燃焼を実現します。また、燃焼排ガスは除塵した上で排ガスボイラに導入されて、効率よく蒸気を回収します。


当社は「乾燥技術で明日を潤す」との考えのもと、持続可能な社会を実現するために、廃棄処分されていた有機資源を再生可能エネルギーと位置付けて、熱エネルギー(蒸気や温水など)への変換、さらには回収した熱エネルギーによる発電(創エネ)などと、バイオマス資源の利活用を実現いたしております。

今後もお客様の事業価値を向上するソリューション提案を推進しながら、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

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バイオマスボイラーシステム